家計の金融資産、2,230兆円 過去最大、株高で投資信託が増加
- lifedesignaoba
- 4月28日
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更新日:4月30日
3月21日に日銀が発表した資金循環統計(速報)では日本の個人金融資産は2,230兆円となったものの、その多くが預貯金に偏っています。
ようやく日本でも金利のある世界へと向かい始めていますが、「年金2,000万円問題」がクローズアップされたように、人生100年時代における老後資金の不安、物価上昇や円安進行など、預貯金だけでは将来に不安を感じる方が大多数です。
2024年にスタートした新NISA制度では、成長投資枠(年間240万円)とつみたて投資枠(年間120万円)の併用が可能となり、非課税保有限度額(総枠)は1,800万円に拡充されました。さらに、非課税保有期間が無期限となるなど、旧制度に比べてはるかに使い勝手が向上しました。この制度の後押しもあり、2024年には15.7兆円の資金が投資信託に流入し、過去最高を記録しました。
しかしながら、個人金融資産に占める投資信託の割合はわずか6%程度、株式等を含めた運用資産全体でも20%程度に過ぎません。これは60%近い米国に比べると遠く及びませんが、新NISA制度は日本においても貯蓄から投資への本格的潮流の後押しになる事は間違いないでしょう。
現在トランプ関税の影響で金融市場は大荒れの様相ですが、短期的な動向に惑わされず冷静な投資判断が将来の資産形成には必要不可欠ですね。
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